ARION MTE-1 TUBULATOR使用レポート
評判がよいのを受けて購入。
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所感
- コントロールはLEVEL、TONE、DIST。
- LEVELは12時で原音スルー時と大体同じ音量だけど、音痩せの関係でON時のほうが若干大きく聴こえる。だろう。
- TONEの効きはいまいち。3時ぐらいから急激に効き始める印象。
- DISTって名前の割に、ほとんど歪まない。3時からようやくドライブする感じ。
- うまく調節すると中音域の膨らんだドライブサウンドを堪能できる。癖がない。本当に癖がない。癖がなさ過ぎて、特徴がない=惹かれない。
- コードの分離は良好。というか、原音に左右される部分が大きい。本当に、原音をそのまま押し上げる感じ。
- DISTを2時ぐらいにしておくと、サステインが良い。12時ぐらいだと、本当に原音まんまの音が出る。ただ、ちょっとLOW/HIGHが削れる感じはする。
- 癖がないため、ブースターとして使ったときはかなり重宝。ただ、歪みの高音域は消えるので、ハイゲインとのかみ合わせはあんまり良くないかも。それを逆手に取ったソロプレイなんかも可能と判断。
基本のオーバードライブを作るエフェクタとしては、さほど品質は良くない。妙に古めかしい音を作りたいなら別だけど、BOSS SD-1やIbanez TS9で作れる音の範囲。やっぱり、ブースト時の使用で生きるエフェクタだと思う。他のオーバードライブと違って癖がない、というのがかえって生きている印象。
なんにせよ、低予算で買えるエフェクタとしては◎。「初めてのエフェクタに、これを買って勉強!」っていうのもいいかもしれない。