アリアンロッド2E 考察 第1回:2Eのアコライト その1
GMが「アコライトは強い形が決まりきっているので創作意欲が湧かないんですよね」と言っていたので、果たして本当にそうなのか?というのを検証してみたいような気がするので検証してみます。
なお、上級寸前ぐらいのレベル(CL6〜9)について検証しようかと思います。
【『ARA』との違い】
実は他のクラスほど変わっていないんですが、
- クラス限定スキル《アフェクション》(前《ガーディアン》*1効果)の追加
- 《ヒール》の自動取得削除、《クイックヒール》の追加
- (システム面)ムーブアクションの創設による必要行動回数の減少
- 《マニフィカート》取得難化、等若干の変更
マイナーチェンジをしています。まぁ、実際のところは「メインプロセスでやることがない」ということ自体はほとんど改善されていません。つまり、「メインプロセスで何をするか?」がキャラクター個性にそのまま直結するわけです。
【必須(固定)スキル枠】
- 《プロテクション》5
- 前回の単発セッションでは《プロテクション》を持っていないアコライトをやってみました*2が、キャンペーンでは避けたほうが無難(15Lvでメンターになるまで将来性がなく、プリーストの《ハイプロテクション》も意味がなくなるため、必須と言える。自動取得なので、取らないアコライトはいないだろうが。
- 《アフェクション》
- 《インタラプト》と肩を並べる切り札。とりあえず困ったらとっておくべし。
- 《ヒール》《クイックヒール》
- 《ヒール》が自動取得じゃなくなったので、スキル枠を割いて取らなければならなくなった。《サモン・シームルグ》使いがいればとらなくてもいいかもしれないが、《クイックヒール》の利便性は異常なので、やはりアコライトが積極的に取得すべきだろう。
実は必須と呼べる必須はこれぐらいしかない。たとえばCL6の場合、自動取得の《プロテクション》を除くとクラススキルを計4+(3×5)=19枠*3が保証されるが、上記の必須スキルを全て取得したとしても7枠。ひいては12枠が自由に使える。10枠=5枠×2なので、理論上はSL5上限のスキルを2つほどMAXまで振り切ることが可能。これだけの枠があれば、ある程度方向性の違いも生まれてくるだろう。
【推奨スキル・強化系】
『アリアンロッド』の元ネタであるラグナロク・オンライン(以下『RO』と表記)でもメインストリームである、いわゆる「支援アコ」。《プロテクション》の使用回数は極端に多く、MPを消費を抑えるため、便利系スキルや支援系スキルを取得して攻撃役の支援に回るのが一般的な戦法だろう。クラス別に主要な支援スキル、その中でも判定や攻撃力強化をするスキルを見てみよう。
- アコライト
- 《ホーリーウェポン》《ホーリーワード》(+《マニフィカート》)
- サポートクラスによらず取得可能なスキル。係数は3。メジャーアクションを使用するため、待機や「理知の宝玉」を利用すると効率的な展開が可能。攻撃役が2人以上の場合は2ターンを消費したり《マジックブラスト》が必要になるが、ひとりを強化できれば十分と割り切るべし。先述の通りサポートクラスによらず使用可能なのでゆっくり伸ばせるスキル。SL5ボーナススキルが《マニフィカート》なので、余裕があればそちらも取得したい。
- 《マニフィカート》《ブレッシング》(+《グローリー》)《インボーク》
- 判定ダイスに+1D6。低レベル帯ではかなりの効果が見込めるが、《マニフィカート》は前述の通り最速CL4からの取得になる。
- 《ホーリーウェポン》《ホーリーワード》(+《マニフィカート》)
- バード
- セージ
- 《ウィークポイント》
- 相手のリアクションに-1D6。少し効果は薄く、コストも割高ではあるが、セットアップに使える貴重な支援。旧版の同スキルは強力すぎただけに弱体化はやむなしといったところ。余裕があれば。
- 《ウィークポイント》
- フォーキャスター
次回は便利系スキルを考察していきたいと思います。