BEHRINGER Ultra Acoustic Modeler AM400

たまには楽器カテゴリも更新しないとね。というわけで、久しぶりの買い物です。
今回は、必要に迫られて買ってみたこちらの商品のレビュー。


いつもの通りサウンドハウスさんで買いました。
入金から2日後に到着という超神速対応。さすがサウンドハウス


【本日のセッティング】

Vanzandt TLV-R2 or Edwards E-ML-90LT
→ BEHRINGER AM400
→ (OUT)Roland CUBE-15 or (DIR)ミキサー卓直差し〜アンプ〜スピーカー

自宅だとこんなもんです。一応シングルコイルはテレキャスター、ハムバッカーはマローダーで試してみる事に。


【コントロール

  • LEVEL
    • アウトプットレベル。要は音量です。まぁ普通。出力レベルは小さいので3時ぐらいでバイパス音より少し大きいぐらい。
  • RES
    • レゾナンス(またの名をカットアウト)コントロール低〜中音域のTONEだと思っていただければ大体合ってます。7〜12時までは効きが極端、それ以降は音がぼやける。
  • REVERB
    • バーブ。読んで地の如し。かなり深めにかかるので注意。
  • ATTACK
    • アタック音の大きさ。つまみをひねるほどアコギっぽくなりますが、9時ぐらいからホワイトノイズがひどいので要注意。調子に乗ってひねりすぎるのはやめましょう。
  • MODE
    • 音色のキャラクターを変えます。
      • STANDARD:普通のアコギの音。なんというか、それ以上でも以下でもない。
      • LARGE:音色に奥行きが出る感じのアコギ音。ライブ向け。リバーブ掛けすぎるとうるさい。
      • BRIGHT:立ち上がりの早く鋭い音に変化。ドンシャリ系。これもライブ向け。JC-120のBRIGHTスイッチだと思っていただければ。
      • PIEZO:エレアコチックな音。ややマイルドな音。クラギの音を作りたいときなどに。

安価なエフェクターなのに、結構コントロールは多彩。特にリバーブ・レゾナンスは効きすぎるぐらいなので、ちょっとかわったクリーントーンを作るのなんかにも使えそうです。


【実際に音を出してみて】
まずはテレキャスターをつないでみます。
全部12時にして音を出してみる・・・ノイズが!ノイズがうるさい! しかもリバーブかかりすぎ!
どうやらノイズの原因はATTACKコントロールにある模様。9時ぐらいまで下げればあまり気にならなくなったので、REVERBも9時、RESは12時のまま、LEVELを2時ぐらいにセット。
・・・おおお、それっぽい!
いろいろいじった結果、LARGEが一番カッティングに向く音だということが判明。しばらくちゃらちゃら弾いてみました。どちらかというとリアピックアップで音作りをするとそれっぽい音が出るらしい、という結果に。というのも、EFFECTオン時はどうも低音、具体的には5〜6弦の音がぼやけて聞こえるので、そのあたりを中心にした音作りは失敗しそうです。
テレキャスターはもともとカッティングが歯切れよいのでこういう音になったんだろうか? ということで、次はハム搭載のギターで弾いてみる事に。
・・・。
・・・うーん、テレキャスを弾いてからだと確かにがっかりするかも・・・。でも、なしではないかな・・・。ノイズも少なくなったような気もするし・・・。
これもいろいろいじった結果、ハム搭載のギターの場合は、RESを控えめにするとそれっぽくなります。あと、BRIGHTモードのほうがアコギに近くなるようです。低音のボヤケはひどくなった気もしますが、それの改善も含めてBRIGHTモードをおススメします。
まぁ、なんにせよ、ハムのギターでもそれっぽい音が出せるようです。


【総評】
低価格の割に「十分遊べる」エフェクターだと思います。
ライブでも使えるとは思いますが、何らかのノイズ対策は必須でしょう。ノイズゲートしかり、セレクターしかり。レコーディングではまず使えないと思いますので、他のDIなりエフェクターを当たった方がいいでしょう。
ちなみに(少なくとも、自分の買った筐体には)AC INがなかったので、電池専用です。エフェクターボードに組み込む際は注意しましょう。


欠点ばかり書いていますが、エレアコを買う前にぜひ試していただきたいエフェクターです。音作りの幅が広いので、持っているギターに合わせて最適のセッティングを探せるという点は評価できます。総じて、コストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
今までクリーントーンで誤魔化していた楽曲も、これを使えばそれっぽくなるかもしれません。早速エフェクターボードに組み込んでみるとします。