ブースタードラフト3〜4回目
某ブログに触発されて書いてみる。
- フォーマット:ミラディンの傷跡ブロック(NPH→MBS→SOM)
- 参加者:
- kukukuwakame
- 容赦ないカットと色に柔軟に対応するなど、実力はNo.1だが、とにかく引きに恵まれない。プレイングは堅実で的確なのにカードパワーで損をする、という構図は相変わらず。たまにいいパックを引くと、初手カードが4枚ぐらいあって頭を悩ますこともしばしば。ものすごい勢いで色が被ったり、かと思ったら初手カットせざるを得ない手がくるなど、涙ぐましい台所事情がある様子。運ってどうやったら身に付くんだ。
- kitada_bot
- tokeimawari
- 首謀者の割に戦跡がイマイチというなんとも情けないプレイヤー。「開けたパックはレアがとにかく弱い」という特徴を持ち、初手コモンは日常茶飯事。割と決め打ち志向で、関係ない色であれば重大なカードを流してしまったり、流れに乗れず5〜6点カードの山を作ってしまったりする。柔軟さが欲しい今日この頃。
- nucoca
- 初心者。無類のマイア好き。彼女曰く、「だってマイアかわいいじゃん!マイア!(鳴き声)」。マイアが見えたら押さえにかかる癖を除けば、色をしっかり押さえられるドラフトが身についてきた模様。他の3人がよくわからない理由で敬遠する優良コモンをささっとピックしたりとそつがないが、初手級レアを流したりもする。可愛さ優先の様子。しかしデッキはそれなりに仕上げてくるあたり侮れない。
- kukukuwakame
【4回目】
1位 kitada_bot 3-0-0
- カラー:黒青タッチ緑
- 主な上位ピック:《殴打頭蓋》《皮羽根》
パックを開けて第一声が「おめでとうございます」*1。何をやらかしたのかと思ったら《殴打頭蓋》。第2回の《戦争と平和の剣》+《アージェンタムの鎧》といい、この男のリミテッド運は脅威。《殴打頭蓋》を守る為、アーティファクト破壊をカットするなどの作戦が功を奏し、30点デッキながら神話レアのカードパワーで殴り勝つというアレ。《不気味な苦悩》《寄生的移植》等の除去を積みながら《殴打頭蓋》が見えるまでドローで掘るわけだが、《テゼレットの計略》はともかく《謎鍛冶》《生体解剖》まで積んで掘りに行くというレアゲープランも見事。決め手はでっかくなった感染トークンだったり、黒《魂食い》の感染というプランもちらほらと。っていうかどうしようもねぇな《殴打頭蓋》。
2位 tokeimawari 2-1-0
- カラー:白茶タッチ青
- 主な上位ピック:《まばゆい魂食い》《マイアのタービン》《ゴーレムの職工》
NPHの1〜4順目が《まばゆい魂食い》3枚+《ファイレクシアの摂取者》というあたりに何か触発されたらしく、その後も《ヴィダルケンのセルターチ》《錆ダニ》と、むちゃくちゃなタッパーの数を誇る速攻飛行ビートデッキ。2〜3マナ域の飛行クリーチャーに装備品をつけて殴るという分かりやすい飛行ビートだが、タッパー+《マイアのタービン》+《縫合の僧侶》という3重苦がライフアドバンテージを稼ぎまくる。《銅の甲殻》が付いた《太陽の槍のシカール》が3ターン目に殴る。4/4先制攻撃・絆魂とか意味不明。NPHとSOM時に上手のnucocaと白が被っていたため除去がなかったが、タッパー3枚を集めた時点で白決め打ちだった分、早期にカードを集められたのが大きいか。《媒介のアスプ》まで採用するのはどうなんだ。
3位 kukukuwakame 1-2-0
- カラー:黒緑
- 主な上位ピック:《生命の終焉》《白の太陽の頂点》《執行の悪魔》
今回のミスターカットマン。いろんな爆弾カードを一通り押さえつつ、出来上がったのは黒緑の30点ビート。どちらかといえば感染寄りで、《荒廃後家蜘蛛》や《吸血術士》で殴って殺す的なデッキ。問題はカードのシナジーで、リミテじゃ明らかに点数が低いだろう《痛ましい苦境》が《吸血術士》のおかげでちまちま回復できたり、《生命の終焉》キャスト時に膨大なライフをもたらしたり、「このレア強くないですか」と連呼していた。点数どおりのピックではない、ということの証明。しかし初動が遅くならざるを得ず、《殴打頭蓋》やウィニーに太刀打ちできなかったのが痛い。
4位 nucoca 0-3-0(体調不良により1BYE)
- カラー:白赤
- 主な上位ピック:《ファイレクシアの変形者》《カルドーサの炎魔》《先駆のゴーレム》
体調不良により1BYEとなったが、戦っていたら全員が苦戦必至だっただろう。赤火力がほとんど出ず、装備品はtokeimawariとシェアしたにもかかわらず、質の良いビートが出来上がる。NPHとSOM時は上手・対面が白を集めていない為、《存在の破棄》《神への捧げ物》などのエグい除去を一手に集め、《磁器の軍団兵》《太陽の槍のシカール》《オーリオックの太陽追い》が《シルヴォクの生命杖》や《ダークスティールの斧》を握り締めて殴ってくるという鬼畜っぷり。tokeimawariと違って低マナ域クリーチャーにやや難があったが、《高僧の見習い》《清純のタリスマン》と、耐える準備は十分。《マイアの感電者》が突っ立っていると思ったら《主の呼び声》で一気に2/2が2体&金属術達成というコンバットトリックまで決めたりするし、終いには、大きくなった《金屑の悪鬼》だったり《先駆のゴーレム》が《突撃のストロボ》を纏って飛び出してくる素敵仕様。コンボ名「ゴーレムストロボ」とかどうだろう。
【3回目】
1位 kukukuwakame 2-1-0
- カラー:白黒緑
- 主な上位ピック:《ダークスティールの板金鎧》《活線の鞭》
白が3人被る中、白黒緑という住み分けに落ち着く。《板金鎧》《調和者隊の盾》等の装備品でガチガチに固めた《敗残のレオニン》が殴ってくるという恐ろしいデッキ……かと思いきや、巨大な《訓練する徒食者》が出来上がったりしてもうわけが分からない。なぜ30点デッキを目指すのか。1引きは《板金鎧》なんだそうだが、このパックは彼には珍しく高カロリーで、《電位の負荷》《寄生的移植》《ゲスの評決》と優良コモンが目白押し。バラバラにくればいいのに、と誰もが思っただろう。
2位 kitada_bot 2-1-0
- カラー:青赤
- 主な上位ピック:《テゼレットの計略》
今回は珍しく神パックに恵まれなかったようだが、使い勝手のいいアンコモンを片っ端から集めた結果がこれだよ! 一見何のひねりもないようだが、コンバットトリックやドロースペル(っていうか《テゼレットの計略》)、《心理の障壁》あたりでボードアドバンテージをとっていく、非常に難しいデッキをくみ上げた。除去も《火膨れ杖のシャーマン》《不純の焼き払い》《電位の負荷》とそこそこなものが揃っている。カードパワーの男というわけではないことを証明した……のか?
3位 nucoca 1-2-0
- カラー:赤白+青
- 主な上位ピック:
金属術を目指しているのにアーティファクトが取れず涙目。《電弧の痕跡》《カルドーサの炎魔》などいい除去は揃っているものの、どうにも鈍重なクリーチャーが多く展開力で負けていた。《カルドーサの首謀者》《炎生まれのパイロン》《ケンバの軍勢》とか「緑がなくても恐竜デッキは作れるんや!」みたいなファッティの群れが場に出るまでにはかなりの時間がかかるわけで……。単純に土地事故が多かった事故死がほとんどなんだけれども、それにしても低マナ域が薄かったのが敗因なのかと。
4位 tokeimawari 1-2-0
- カラー:白緑
- 主な上位ピック:《磁器の軍団兵》《核への投入》《地層の鎌》
1パック目のレアが《魂の導管》だの《磁力地雷》だので仕方なくコモンピックしたりしているうちに中途半端なカードの集め方をするという大失敗。その割にカットもしないとか何考えてるんだか。実際は白緑だったが、赤も《核への投入》《電位の負荷》などの優良除去を集めて悶々とする。《倒れし者の記憶》+《剃刀のヒポグリフ》あたりでシナジーを荒稼ぎしながら耐え忍ぶ。3マナ域に《ヴァルショクの模造品》が入っていたり《憤怒の三角護符》が使いきりだったり、3パック目まで悩んでいたあとがくっきり見えて恥ずかしかったり。
*1:ちなみに、tokeimawariの100%出資の為、全カードの所有権はtokeimawariにある。ただパックを剥くのでは芸が無いということで開催しているドラフトである。