MXR microampとMODTONE Clean Boost

ModTone Clean Boost [MT-CB]

ModTone Clean Boost [MT-CB]

MXR M133 MICRO AMP

MXR M133 MICRO AMP

ライブ等でクリーンブースターが必要になったため、価格帯では安い二つを弾き比べてきました。
【MODTONE Clean Boost】
コントロールはTONE、LEVELの二つ。

  • ○TONEの効きがよく、好みの音作りがしやすい
  • ○ベースに使ってもノイズ少な目
  • □素直に音量を上げる
  • ○ノイズは割と少なめ
  • ×高音が若干うるさい(TONEで矯正可能な範囲)

回路自体の単純さから様々な商品がでていそうなものの、クリーンブースターは意外と選択肢が少ない。そんな中で、割とコストパフォーマンスが良いと評判なこちらの商品。
なんというか、まぁ、本当に「素直な」クリーンブースターと言って差し支えない。これを踏みっぱなしにして音作りをするのも悪くないし、曲中にピックアップ操作が難しい/ピックアップ操作だけでは追いつかないレベルの音色替えをするときなんかに使えるかも。
味付けなんか要らない!っていう人にはうってつけ。


【MXR microamp】
クリーンブースターの鉄板。コントロールはGainのみと潔い。

  • ○どのレベルにしても、「耳障りな音」になりづらい
  • ○中音域が膨れ上がって、音にハリが出る
  • ×ベースに使うと、低音が若干潰れ気味になる

ノブひとつなのに売れてる理由が、良くわかった。ブーストしつつ音にハリを出す、非常に「実践的な」クリーンブースターだと言える。どんなセッティングでも、音量と音圧を上げてくれる。特に(俺みたいな)初心者にお勧めしたいブースター。
貧乏バンド(笑)をやっている人*1の中には、ARION MTE-1 TUBULATORあたりをブースターとして使ったりしてる人もいる。それはそれでいいんだけど、クリーンブースターにはそれにしかない良さがある。それが簡単にわかるエフェクターなんじゃないだろうか。


ブースター使用できる歪みエフェクターの研究も各々進んでいるけれど、やっぱりクリーンブースターというエフェクターは存在しないといけない、そんな気がした。
……まぁ、本当のことを言えばXOTICのブースター*2がほしかったんだけど、そのあたりに頼るほど金も腕もないもんで……。

*1:俺を含む。ブースターは主にBOSS BD-2 Blues Driverを使っていた。当然ARION MTE-1を使ったりもした。音がでかくなればええねん!ぐらいにしか思ってなかった時期の話だけど。

*2:XOTICのブースターは名機だけど、2万ぐらいする。