OOPARTS / the pillows

というわけで昨日フラゲ。朝ぼらけから家でかけっぱなし。

OOPARTS【初回生産限定盤】

OOPARTS【初回生産限定盤】

今の時点での感想。歌詞カードをあんまり読んでないので(勉強中に聞いてた)、その点ご容赦ください。

  1. Dance with God
    • イントロのドラムがフロンティアーズとかROCK'N'ROLL LAY DOWNっぽかったけどまったく別の曲だった。当たり前だけど。最近ポップだったピロウズが、オルタナの原点に立ち返った感じ。このアルバムを良く表す一曲になってる。この曲が合わなければ聞かなくていいよ、みたいな。
    • あと、「俺を見ろ」で違和感。よく考えたらピロウズって「」じゃないか? 俺とか言うのは、少なくとも第3期では初めて聞いたような。今が第4期という意見もありますが。
  2. YOUR ORDER
    • PIED PIPERに続く変拍子(とまでは言わないけど)。歌詞がピロウズっぽい。当たり前だけど。前作の1曲目がPIED PIPERだったことを考えると、これがホントの1曲目、かもしれない。
    • この曲は中毒性が高い。ファンにはおススメ。2回目より3回目で光って、何回も聞くうちにいつのまにか口ずさんでいる自分がいる。
    • どうでもいいけど、HM○で買ったときに店内にPVが流れていた。この曲だったので、表題曲みたいな扱いなんだろうか。
  3. メロディー
    • PIED PIPERのツアーでやってた曲じゃないか。ようやく入ったんだな。メロのリフがSkim Heavenみたい。ひねくれものの僕から君に捧げるメロディー、みたいな雰囲気で全編が進む感じ。ライヴの時には「パイドパイパー」って入っているイメージしかなかったけど、良く聞くと切ないな。
  4. Lemon Drops
    • 3つ目のコードまでOVER AMPと区別がつかない(笑)。ちょっと前(2000年代前半)のピロウズが作ったような曲=大好き。「〜change my world」が「〜死んじまえWoー」に聞こえて「えぇぇそんなこと言わないだろ!?」と思った。
    • 耳コピ簡単だろうな、これ。しないけど。
  5. FOXES
    • ちょっと面白おかしい曲。最初ドラムに違和感があると思ったら、右と左でドラムが違う=ツインドラムだった。ヘッドフォンで聞くともっと面白おかしく聞こえる。そのせいで曲自体の印象が薄い。
    • これライブでどうするんだろう。ドラムはともかく、ホーンセクションと鉄琴、果てにはシンセ。
  6. Beyond the moon
    • 6:27というタイムを見たとき「長ぇよ!」と思ったけど、意外とすーっと聞けてしまう。さわおさんにしては素直すぎる歌詞だな、と思った。冗長というか、卑屈すぎるというか。
    • 対旋律のギターリフが楽しそう。
  7. ジョニー・ストロボ
    • イントロがまんま1989だと思ったら、サビで一気に変調。この曲は好きになれそうだけど、歌詞が青春しすぎてて真っ直ぐ聞けないどうしよう!
    • なにはともあれ、今回のアルバムでは一番のお気に入り。ベースもドラムもかっこいい(主にサビ)! 某バンドで真っ先にコピーしたい曲だけど、この歌詞を歌う自信はあんまりない。
  8. 雨上がりに見た幻
    • アルバム裏の英語題が「Hybrid Rainbow after the rain」だった。幻の正体がこんなところで明らかに! 昔からのファンは「ハイブリッド レインボウ」の答辞曲だ、っていうのは判断がつくんだろうけど。アルバムの流れの中で聞くと、夢見がちな気分でなく現実の中で歌っている、っていうのがくっきり見えて、この人たちはゆるぎないなぁ、と思わされる。
  9. LIFE SIZE LIFE
    • サブタイ省略。オルタナをそのまんまどうぞ、という感じなのか? これも印象が薄い曲、というか、耳馴染みが良すぎてかえってスルーする感じ。My Girlやフロンティアーズに似てる。この曲はスルースキル高すぎ。
    • 聴きなおしてみたら、まんまTHE BEATLESっぽい。何かの曲に似てるんだけど、それが思い出せない……。家のどこかにベストがあるはずなんだが、掘るのめんどくさい。
  10. Primer Beat
    • テンポ速いのにウォーキングベース。なぜか心地よい。楽しそうだなー。笑顔で「逆走中」「迷走中」って叫んでるイメージが1回目に聞いてから頭にこびりついて離れない。こういう曲は好きだ。
    • ベースで弾きたい曲No.1。スコアが出た際にはこの曲のベースを真っ先に弾こうと思っている。こんなに速いのにシャッフルビートとか、リズム隊はどんだけ難しいんだろう。

【総評】
音的には(ほぼ)全編クランチなオルタナ、ヴォーカルも生声から加工をするように戻った。そのためか、聞きやすい。あまりにもあっさり聞けるため、かけたらいつの間にか終わっている。あまり重々しい気分にならずに聞けるので、聞き流すにはいいんじゃないかな、と。がっつり聞きたい人(メッセージ性のある曲が好きな人)には物足りないかもしれない。
ピロウズファンにはおススメ、「そういえばピロウズって最近名前をよく聞くな! 新しいアルバム? 聞いてみよう!」みたいな人には薦めない。いつもどおりといえばいつもどおり。

大丈夫!ピロウズのアルバムだよ!

ピロウズ歴の浅い方は「!」を「?」に変えるいつものパターンです。