オーディオインターフェースの買い替え

我が家のPCは、USBオーディオインターフェースを接続して音を出力している。ヘッドフォンはオーディオIFの出力(ステレオミニプラグ)で直接聴いているが、部屋の中で流す音はオーディオIFからアナログ・ミキサーにつなぎ、(MIDI外部音源や他プレイヤー・アンプ等と一緒に聞けるように)CDコンポのLINEに接続している。ちなみに、ミキサーの音はそのままオーディオIFにも戻し、PCで録音できるようにもしている。
そんな感じで部屋のサウンドの中核を成している(と思われる)オーディオIFはRoland UA-30(リンク先参照)という、もはや時代の遺物と呼んでもいい代物を使っていたんだけど、先日完全に壊れてしまった*1DTMの作業がある身の上、これは一大事。あわてて別のものを注文することにした。


ちなみにこれがUA-30。もともとは東京でSC-8850という(今となってはこれも遺物の)MIDI外部音源を購入した際、バンドルとしてパッケージされていたものである。アナログラインのIN/OUTが各1系統、デジタルIN/OUTもCOAXIAL/OPTICALから選べて各1系統(同時使用は不可)、他にヘッドフォン出力(3.5mm)とギター/マイク入力端子が備わっている。非常に小型かつWindows XPの標準ドライバで動作する為、持ち運びにも便利。ただS/N比が悪いのか、ノイズは多め。

決心したはいいものの、どれを買ったらいいのかで6時間ほど悩んでしまった。
こういったハードは、昔はDTM作家ぐらいしか持っていなかった。今は、初音ミクの影響でDTMをはじめた人が爆発的に増えたし、ニコ生やUstreamの隆盛で自宅配信をする人も増えてきたため、全体的に需要が増えていると推測する。
需要が増えるということは商品も増えている――と思いきや、昔から極端に増えたわけではないようだ。しかし、安いものから高いものまで、いろいろなハードが存在する。今からそういうことを始める人は「どんなの買ったらいいかわからない」と言うと思う。

ちなみに、自分はこれを注文した。

EDIROL USB オーディオキャプチャー UA-4FX

EDIROL USB オーディオキャプチャー UA-4FX

どちらかというと使いやすさ、再生音特化(録音向けにはUA-25EXという別機種がある)を重視した結果、安いものを探したらこうなった。USB1.1で動作しながら、24bit・96MHzの録音・再生を可能とした機種で、16bit・44.1MHzであれば標準ドライバで動作する。簡単な空間系エフェクトも付いているが、独自の機能として「真空管シミュレータ」が入っている点も面白い。あんまり使わないと思うけど、スイッチひとつで音色変化を与えられるのは面白い。
家のPCにはFireWireIEEE1394)端子も付いていたが、そもそもFireWireを導入する必要があるほどヘビーな仕事をするわけではないし、FireWireのオーディオIFは高いので見送った。

Allen&HeathやALESIS等から出ているアナログミキサー一体型オーディオIFも面白いと思った(かつ安い)し、YAMAHAのAUDIOGRAM6/AUDIOGRAM3もシンプルかついろいろできそうでいいなと思ったし、同じくRoland(ブランドはCakewalk)のUA-25EXもしっかりした製品だと思ったし、FireWireで2万円を切るT.C.ElectronicのKonnekt 6もコストパフォーマンス高いなと思ったし……いやホントに枚挙に暇がないんだけど、いろいろあるなぁ、と思った。時点はTCE Konnekt6。

t.c. electronic FireWire オーディオ・インターフェイス DeskTop Konnekt 6

t.c. electronic FireWire オーディオ・インターフェイス DeskTop Konnekt 6

YAMAHA コンピューターレコーディングシステム AUDIOGRAM6

YAMAHA コンピューターレコーディングシステム AUDIOGRAM6

EDIROL 24-bit USB Audio Capture UA-25EXCW

EDIROL 24-bit USB Audio Capture UA-25EXCW

*1:PCも相当古いので、どちらが壊れているかジャッジするのにそれ相応の時間を要した。